皆様こんにちは。
合同会社ファムです。
前回の記事では、市販の百葉箱は予算的に厳しいということで、
「じゃあ、自分たちで作ってみよう」
と、百葉箱を設計するところまで進みました。
もでりんクラウドを使ってサイズを考え、必要になりそうな木材や金具もだいたい見えてきました。
▶ 前回の記事:百葉箱、高いので自分たちで作ることにしました
設計図はできた。
必要なものも分かった。
となれば、次はいよいよ材料を揃えます。
ということで、ホームセンターへ行ってきました。
実際に木材を見ながら決めていく
設計するときには、
「このくらいの木材が必要かな」
「この部分はこのサイズでいけそう」
と考えていました。
でも、実際にホームセンターへ行ってみると、木材の種類もサイズもたくさんあります。
そして、もちろん値段も違います。
今回の予算は、水やりシステム全体で6万円。
百葉箱だけではなく、工具や基板、センサーなども、この6万円の中に含まれています。
なので、
「これが一番いい!」
だけでは決められません。
丈夫さも欲しい。
屋外で使えるものにしたい。
でも、できるだけ予算は抑えたい。
実物を見ながら、価格とのバランスを考えて木材を選んでいきました。
前回考えていた通り、今回はヒノキを中心に使うことにしました。

木材売り場を見ながら、
「これなら使えそう」
「でも、こっちはちょっと高いな」
と相談しながら決めていきます。
限られた予算の中で作るので、木材だけにお金をかけるわけにはいきません。
木材を選んだ。次は切らないといけない
木材が決まったところで、次の問題です。
当然ですが、買ってきた木材をそのまま組み立てても百葉箱にはなりません。
設計したサイズに合わせて切る必要があります。
そこで、必要なサイズと本数を整理してみました。
木材 | 長さ | 幅 | 本数 |
|---|---|---|---|
ヒノキ KDP | 1,625mm | 50mm | 4本 |
ヒノキ KDP | 1,574mm | 50mm | 4本 |
ヒノキ KDP | 400mm | 50mm | 38本 |
ヒノキ KDP | 500mm | 50mm | 16本 |
ヒノキ KDP | 600mm | 100mm | 10本 |
ヒノキ KDP | 448mm | 50mm | 12本 |
ヒノキ KDP | 450mm | 50mm | 1本 |
ヒノキ 1820×12×30 | 370mm | 30mm | 12本 |
ヒノキ 1820×12×30 | 295mm | 30mm | 2本 |
合計 | 99本 |
合計、99本。
最初は、自分たちで切るつもりでした。
でも、私たちが持っているのは、
ノコギリ1本
……以上です。
電動ノコギリはありません。
じゃあ買えばいい?
いやいや。
今回の予算は6万円です。
工具だけにそんなにお金はかけられません。
となると、
99本を、
ノコギリで、
一本ずつ、
切る……?
……。
これは、なかなか厳しい。
というか、やる前から心が折れました。
ホームセンターで木材を切ってくれる?
そんな状態でホームセンターに行ってみると、木材の加工をお願いできることを知りました。
え。
切ってくれるの?
恥ずかしながら、私たちはホームセンターで木材を指定した長さにカットしてもらえることを、このとき初めて知りました。
99本をノコギリで切る未来を想像していた私たちにとっては、
ありがたい。
本当にありがたい。
ということで、迷わずお願いすることにしました。
設計図と先ほどの寸法メモを見ながら、
「これはこの長さで何本」
「こっちはこの長さで何本」
と、加工してほしいサイズを伝えていきます。
CAD上ではきれいに並んでいた木材が、少しずつ現実のものになっていきます。
自分たちで全部切ることも百葉箱づくりの経験だったのかもしれません。
でも今回は、
お願いできるところは、ありがたくお願いする。
何でも自分たちでやることだけが、自作ではありません。
そう考えて、ホームセンターにお願いすることにしました。
木材だけでは作れない
もちろん、買うものは木材だけではありません。
百葉箱を屋外に置くためには、ほかにもいろいろ必要です。
ホームセンターを歩きながら、
「これもいる」
「あ、これも必要だった」
と、買うものが少しずつ増えていきました。
まずは、ネジ。

百葉箱は外に置きっぱなしになるので、できるだけ錆びにくいものを選びました。
ネジなんてどれも同じように見えていたのですが、実際に売り場へ行くと、長さも太さも材質もいろいろあります。
これだけでも迷います。
そして、塗料。

百葉箱といえば白。
見た目だけではなく、屋外で使う木材を保護するためにも塗装することにしました。
外で使えるものを確認しながら、白い塗料を選びます。
設計しているときは、
「木材を組み立てれば百葉箱になる」
くらいに思っていましたが、
実際には、
切る。
穴を開ける。
ネジを打つ。
塗る。
いろいろやることがあります。
なぜか、木工パテも買いました
そして今回、こんなものも買いました。

木工パテ。
百葉箱を作るのに、
「なぜ木工パテ?」
と思いますよね。
私たちも、最初から買う予定だったわけではありません。
「なぜ木工パテが必要になったのか?」
そのあたりは、次回の組み立て編で書こうと思います。
「全部自分たちでやる」だけが自作じゃない
今回、最初は木材のカットまで全部自分たちでやろうと思っていました。
でも、99本をノコギリで切るとなると、かなりの時間がかかります。
長さをきれいに揃えるのも簡単ではありません。
ホームセンターにお願いできるところは、ありがたくお願いする。
その分、自分たちは組み立てや水やりシステムづくりに時間を使う。
それもひとつのやり方だと思いました。
限られた予算と時間の中で、
何を自分たちでやるのか。
何をお願いするのか。
どこにお金をかけるのか。
こういうことを考えていると、やっぱり普段のシステム開発にもよく似ています。
システム開発でも、すべてをゼロから自分たちで作ることが正解とは限りません。
すでに使えるサービスがあるなら利用する。
任せた方がいいところは任せる。
そのうえで、本当に必要なところに時間や予算を使う。
限られた条件の中で、どうすれば実現できるかを考える。
百葉箱づくりでも、そんなことを実感しました。
さて。
木材は揃いました。
カットもしてもらいました。
ネジも買った。
ペンキも買った。
そして、なぜか木工パテもあります。
次はいよいよ、実際に百葉箱を組み立てていきます。
普段は、ほとんど一日中パソコンの前にいるメンバーたち。
木を切ったり、穴を開けたり、ネジを打ったりする仕事とは、ほぼ無縁です。
しかも、工具を使った作業はほぼ未経験。
そんな私たちが、本当に百葉箱を作れるのでしょうか。
果たして、設計図通りの百葉箱になるのでしょうか……。